AGAと喫煙の都市伝説

男性型脱毛症、AGAは、多くの男性たちを悩ませる薄毛の病名です。この病気自体は、男性ホルモンがもとになってできるDHTという物質であるといわれており、遺伝的な部分が非常に大きいとされています。環境的な要因は、あくまで間接的な原因となります。それでも、タバコを吸うとハゲる、わかめを食べると治る、ストレスが原因である、などのさまざまな噂が飛び交っています。実際、このような環境要因はAGAの直接的な要因にはなりません。間接的に毛髪と関連していることはあります。これらの都市伝説について、実際のところがどのようなものえあるのか振り返ってみましょう。

 

まずタバコを吸うとハゲる、というものですが、これは医学的な見地から証明されています。タバコのニコチンが血流を阻害することで、間接的に毛根にダメージを与えるというのです。男性型脱毛症には直接的な関連がないといわれてきましたが、近年の研究で喫煙がDHTを増加させるという研究結果が発表されています。これから詳しいことが分かるかもしれませんね。どちらにせよ、抜け毛対策にはタバコは控えたほうが良いでしょう。

 

次に、わかめを食べると治るというもの。これはよく聞くものですが、実際のところは間違っています。この噂の由来は、おそらくわかめの持つヨード成分が、髪の生育の補助的な役割を担っていることからでしょう。わかめが髪の健康のためによいのはたしかですが、抜け毛を防ぐまでの効果はありません。あくまで髪をきれいにする、といった程度です。

 

また、ストレスが抜け毛の原因というものもよく聞きますが、これも間違いです。ストレスによって生活サイクルが狂ってしまい、その結果として髪の環境に影響を与えることはあるでしょう。ですが、直接的な原因にならないのです。ストレスを強く感じても、きちんと食事や睡眠をとり、健康な生活をすることで、結果的には髪に良い環境をつくることもできます。よく漫画などで、登場人物が一度に大きなストレスを感じる描写をハゲる様子で表現することがありますが、あれは根拠無しの誇張表現にすぎません。

 

さまざまな環境要因は抜け毛に関連していることもありますが、直接病気には関係していません。遺伝的な部分が大きいので、環境要因を排除するだけでは完治は難しいでしょう。ですが、タバコを控えたり、ストレスのない生活を送ることによって健康的な生活をおくることは、広く抜け毛対策として有効です。